2015年12月31日木曜日

白山浴場(白山)


都内銭湯289軒目



後楽園駅から、コンサートで大混雑の東京ドームを背にして
えんま通りというにぎやかな商店街を抜け、少し脇道に入る。
この通りの名前はいかにもいわれがありそう。
ビルの半地下にある。
すでにお正月の飾り付けがしてあった。のれんは手作りのようだ。
壁の絵が独特。
ツタのような草が絡まりあっているようなのだが、
不思議な色使いで見たことがない種類。サイケデリックなイメージ。
湯舟は普通のものが2つと薬湯が1つでごく一般的だが、適温で気持ちよい。
大晦日ということもあるのか大混雑。ほとんどの人は顔見知りのようだ。
地元で愛されている銭湯なのだろう。

2015年12月29日火曜日

富士見湯(春日)


都内銭湯288軒目



人通りが多くにぎやかな白山通りから、脇道に入ると急に静かになる。
昔はこの辺りからも富士山が見えたのかも知れない。
かつては近所に菊水湯やシビックランドがあったが、どちらも閉店してしまった。
ここは昔のにぎやかな銭湯そのまま。
常連おじさんどうしで世間話に花が咲いている。
都心の割にはかなり大きい。
サウナはないが水風呂があって結構人気のようだ。
洗面器が一般家庭で使っているごく普通のタイプなのが返って珍しい。
この形だと、お湯を勢いよく入れるとみんな外にこぼれてしまうので
ちょっと注意が必要。

2015年12月27日日曜日

末広湯(両国)


都内銭湯287軒目



今年いっぱいで閉店だそうなので、もう1軒行って見た。
こちらも歴史ありそうな立派な外観。
入口の大きな木が歴史を感じさせる。
浴槽が広々とした半円形なのは、やはり最近閉店してしまった蓬萊湯と似ている。
2つに分かれているが、深い方が高温のようだ。
ちょっと入っていられないほど熱かったが、平気な顔で入っている人もいる。
縁側からは立派な池が見えたが、もうすでに水は抜かれていた。
かつてはいい眺めだったのだろう。

松の湯(両国)


都内銭湯286軒目




両国からだと歩いて10分くらい。
この辺りは道が碁盤の目のようで分かりやすい。
写真の通りの古い立派な銭湯。燃料の廃材が大量に積んであり、
今も薪で沸かしているようだ。
浴槽はそれほど大きくないが4つに分かれていて、薬風呂や電気風呂がある。
一番端は打たせ湯だったようだが、塞がれてしまっている。
残念ながら廃止したらしい。
小さなスチームサウナがある。
外に消毒スプレーといっしょにマットが置いてあり、
これで消毒してから使うようにという張り紙があった。
お正月も朝風呂を含めて休まず営業するそうだ。
とても頑張っている印象。

2015年12月19日土曜日

大黒湯(押上)


都内銭湯285軒目




東京スカイツリーのふもとの押上から歩いてすぐ。
外見は伝統的な作りだが、中の設備はすごい。
普通の湯舟のほかに広くて深い歩行風呂というのがあった。
とは言ってもみな普通に入っていて、歩き回っている人はいなかったが。
外には立派な露天風呂があり、何とスカイツリーを間近に見ながら入れる。
露天の上にはウッドデッキの休憩スペースがあり、
ベンチのほかにハンモックもある。
サウナも2つあり、スチームの方は塩サウナもできるそうだ。
(フロントで塩を買うそうです)
この立地でこれだけ充実していれば超満員なのも納得。
住人なのか観光客なのか定かでないが、外人さんも複数いた。
入浴前

入浴後

2015年12月13日日曜日

石川湯(東北沢)


都内銭湯284軒目




地下化されて以前とは全く様変わりしてしまった東北沢駅から歩いて2〜3分。
小田急線は駅から近い銭湯が多い。
かなり小さめで、2つの浴槽合わせても5〜6人くらいで満員。
混んでいるので浴槽に入るのもタイミングを計る必要があった。
シャンプー類は備え付けがある。
ロビーでWifiが使えるのはビックリ。

2015年11月28日土曜日

金の湯(屋久)


都内銭湯282軒目




都電の梶原から歩くとすぐだが、
ミステリアスなロケーションの駅の尾久から行ってみた。
駅前が明治通りで、こんなところで見ると妙な感じ。
サウナは200円で、鍵を渡されたのでロッカーを開けたら
マットと大小のタオルがあった。
帰るときに返すようだ。ちょっと変わったシステム。
サウナは5〜6人くらい入れるが、時計が全くない。
ずっと演歌が流れているので、3曲聞いたら出ることにした。
最近寒くなってきたこともあるが、水風呂が痺れるくらい冷たかった。
設備もよくお客さんも入っているのに、来年初めで閉店とのこと。
いろいろと事情はあるのだろうが、とても残念。
 
 

2015年11月21日土曜日

本庄湯(福岡・天神南)


福岡にて




大繁華街の天神だが、
国体道路という大通りを南に渡ると途端に静かな住宅街になる。
写真の通りすごくレトロな銭湯。
入口を入るといきなり番台で、下足場と脱衣所が一体。
まずお金を払ってから靴を脱ぐことになるが、
裸の人々を見ながら靴を脱ぐのも妙な感じ。
脱衣所に輪投げがあるのはなぜなのか。
東京都浴場組合のポスターがなぜか貼ってあってちょっと懐かしい
と言っても昼まで東京にいたのだが。
中は非常に小さい。カランは壁際に8カ所のみで、シャワーつきは左側の3つだけ。
浴槽は中央に小判形のものと奥の壁際に小さなものが1つ。
中央は3〜4人、壁際はたぶん1人しか入れない。
中央のは深く、水深1メートルくらいありそう。
縁は浅くなっているが15センチくらいしかなく、出入りがちょっと難しい。
お湯はぬるめでとても気持ちいい。
小さな銭湯だがとてもくつろげる。
 
 

2015年11月17日火曜日

豊川浴泉(面影橋)


都内銭湯281軒目




都電の面影橋から神田川を渡って住宅地に入ったところ。
この辺りは文京区、新宿区、豊島区が入り組んでいて、
携帯の住所表示がコロコロ変わる。
古い立派な造りで、格子天井や吊り下がった照明が見事。
床もきれいに磨かれていて、歴史ある銭湯の雰囲気を感じる。
女湯側には坪庭と鯉が泳ぐ池があるそうだ。
浴室も広々して天井が高い。浴槽は2つだが1つは薬湯になっている。
シャンプーやボディソープは備えつけられている。
平日の夕方でもお客さんは多かった。皆お互いに挨拶していた。
常連さんが多いのだろう。
 
 

2015年11月7日土曜日

歌舞伎湯(小石川)


都内銭湯280軒目




都心の割にはどの駅からも距離がある。
伝法院という大きなお寺のそば。
マンションの半地下にあるが、入口近くの柱に立派な板の屋号が飾ってある。
建て替える前はきっと由緒ある銭湯だったのだろう。
タイル絵が西洋風の森と湖なのが珍しい。
後でわかったがドイツのノイシュバンシュタイン城だそうだ。
お城は女湯側なのでこちらからは見えない。
サウナは残念ながら現在は営業しておらず、物置きになっていた。
せっかく水風呂もあるのにちょっともったいない気がする。
 
 

2015年10月31日土曜日

大蔵湯(町田)


都内銭湯279軒目




町田駅からバスでも15分くらいかかる滝の沢というところにある
近くに住んでいる人以外はまず行くことはないだろうと思う。
広い駐車場が車でいっぱいだった。車で来る人が多いのだろう。
お客さんはかなりいたが、知り合い同士が多いようだった。
郊外の割にはこじんまりした印象。
サウナは6人でいっぱいくらい。
元は庭だったと思われる小さな喫煙スペースがあり、
椅子とテレビが置かれている。
おじさんたちが裸でタバコを吸いながらテレビを見ているのがおかしい。
 
 

2015年10月24日土曜日

文化湯(西荻窪)


都内銭湯278軒目



杉並区でここが最後に来た銭湯。
写真の矢印の通り地下にある。上にはサウナがあったようだが、
残念ながら閉店したようだ。
地下なのでちょっと息苦しいのを想像していたが、広々していて開放的。
湯船の向こう側が掘り下げてあって坪庭が作られており、
大きな窓があって外が庭が見える。
湯船は大きいが1つだけ。床も壁も白いタイルで清潔な雰囲気。
実用本位な感じで、これはこれでいいかも。
 

2015年10月18日日曜日

なみのゆ(高円寺)


都内銭湯277軒目




高円寺北口の商店街の途中を左に曲がり、
ミルク風呂で有名な小杉湯のさらに先にある。
土曜休みなのでなかなか来られなかった。
ここもかなり独特で、別料金だが温水プールがある。
日曜は朝湯もやっている。
湯船のそばにパウチした新聞記事がいくつも置いてあり、湯船で読めるのが面白い。
お湯は43.5℃に設定しているそうでかなり熱い。
面白い記事でもちょっと長湯はキツそう。
ご意見コーナーがあるのもユニーク。ちょっと大学生協を思い出した。
Tシャツやタオルなどグッズも売っている。
 
 

成宗湯(南阿佐ヶ谷)


都内銭湯276軒目




道が複雑な住宅地の中でちょっと分かりにくいが、高い煙突が目標になる。
最近改装したのか、木の香りがとてもいい。
ご主人の趣味のようで、車や飛行機の模型がたくさん飾ってある。
浴槽の配置が独特。
入口の右側の壁に大きなテレビが設置してあり、
4つの浴槽は右側に固めて配置されている。
風呂に入っている人がテレビを見やすいように工夫されている。
一番奥は屋根付きの岩風呂で薬湯。
今日は10月10日なのでラベンダー湯だった。
他に白濁した絹の湯というのもある。
ドイツから導入したというラジウム湯の効果は抜群。
長湯するとのぼせますと書いてあったが、たしかにのぼせ気味になってしまった。
 
 

2015年10月3日土曜日

みどり湯(自由が丘)


都内銭湯275軒目






自由が丘のように駅が十文字になっていると出口の方向がわかりにくい。
ここはヤマダ電機がいい目標になる。
サウナの中にマットはなく、サウナのカギといっしょにマットを貸してくれるので、これを持って入る。
お客さんが多く賑わっている。住宅地の中だけどかなりの人気銭湯のようだ。
 
 

2015年9月20日日曜日

五色湯(椎名町)


都内銭湯274軒目




椎名町から山手通りをくぐると大きく五色湯と書いた煙突が見えてくる。
でも入口はわかりにくい。
番台も脱衣場も、ご主人の私物とおぼしきガラクタ?がやたらに多い。
ご主人は番台の上ではなく、男湯の脱衣場に常駐しているらしい。
壁の絵は紅葉と滝だが、湯船の上が岩になっており、
その間からお湯が流れ出すようになっている。
滝からお湯が湧き出ているようで、演出効果抜群。
地下水をくみ上げて薪で焚いているそうで、柔らかいお湯のファンは多そう。
トキワ荘の漫画家も来ていたそうだ。
 
 

2015年9月19日土曜日

広野湯(椎名町)


都内銭湯273軒目




駅から住宅街の中を5分くらい。
カランごとに仕切り板で区切られているのが珍しい。
隣がシャワーを撒き散らす人でも安心して使える。
サウナはないが水風呂があり、結構活用されていた。
電気風呂もあったが、間隔が広いせいかちょっとパワーが弱め。
 
 

2015年9月5日土曜日

天徳湯(西荻)


都内銭湯272軒目



東京女子大のそばで、商店街の名前も女子大通りだった。
瓦屋根の古風で立派な建物。
ただ脱衣所のロッカーは扉が壊れているものが多い。古いせいか。
一目で巨人ファンの店と分かる。巨人の選手のポスターがいっぱい。
特に長島のが多い。若いころから最近のまで。
浴槽のバブルはボタンを押して動かすようになっている。
中の設備は結構近代的になっているようだ。
 
 

2015年8月29日土曜日

アクアプレイス旭(入谷)


都内銭湯271軒目




入谷から東へ5分くらい歩いて国際通りを越えた辺り。浅草寺の裏側。
脱衣場はあまり大きくないが中は広い。
浴槽の真上の2階に、テレビ付きで10人くらい入れるサウナと
水風呂を設置して空間をうまく使っている。
これでサウナが160円というのもすごい。
都心だと500円くらい取るところもざらにある。
賑わっているのもよくわかる。
 
 

2015年8月15日土曜日

前田湯(池袋)


都内銭湯270軒目




同じ建物の右半分は花屋。
銭湯と花屋の兼業らしいが、大変珍しいと思う。
古めのビル銭湯で、カランは40以上ある大型。
手すりが何カ所もあり、バリアフリーにかなり気を配っているようだ。
浴槽は熱いが、薬湯はぬるめにしてあり、ゆっくり入れるようになっている。
 
 

2015年7月18日土曜日

神代湯(柴崎)


都内銭湯269軒目


 
 
京王線柴崎駅のすぐそば。
銭湯の入口から駅に止まっている電車が見える。
郊外の銭湯らしく、広々として設備も充実している。
露天風呂もあるが、一部を除き屋根で覆われていてちょっと残念。
湯舟の一部に足ツボ刺激用の小石をはった部分があり、
気づかずに踏むとかなり効く。
フロントでは生ビールも売っていて、飲んでいる人が多かった。
飲めばよかった。
 
 

2015年7月11日土曜日

平和湯(池袋)


都内銭湯268軒目




池袋の北口からさらに少し北に行くと、平和通りという商店街がある。
かなり中国系の店が多い。
しばらく行った角の地下1階が銭湯。3階はサウナらしい。
路上生活者お断りとか、意味深な張り紙も。
確かに周囲はそのような雰囲気もないわけではない。
浴槽は2つの小さめな銭湯だが、
周りの雰囲気とは異なり小綺麗でさっぱりしている。
ヒートポンプを使っているという表示があった。
大気の熱を使って温めているのだそうだ。
システムはよくわからない。
体感温度は低くても実際には温度は高いのでよく温まるとか。
やっぱりよくわからない。
 
 

2015年7月4日土曜日

日の出湯(三ノ輪)


都内銭湯267軒目



 

近ごろでは珍しい昭和の雰囲気の立派な銭湯。
番台だけど左右は目隠しになっていて、フロントとの折衷型のようになっている。
庭も立派。池があり、タヌキの置き物もあった。
浴槽には岩盤泉というものがあり、石板が背面と底にはってある。
どういう効果があるのだろうか?
浴室はきれいに掃除されていて清潔な雰囲気。
お客さんはかなり多いようだった。
 
 

2015年6月20日土曜日

和泉湯(和泉多摩川)


都内銭湯266軒目





和泉多摩川駅から1分くらいと非常に駅から近い。
小田急線は駅に近い銭湯がいくつもあるようだ。
外は改築したようで外観は無機質だが、脱衣所は伝統的な木造。
浴室のタイルは新しくてきれい。
火曜と土曜は温浴素じっこうというのが入った薬湯らしい。
どんなものかちょっと興味がある。

2015年6月13日土曜日

桃の湯(国分寺)


都内銭湯265軒目





国分寺の南口から坂を下って5分くらい。
通りからかなり引っ込んだ場所にあり、
しかもコインランドリーを通り抜けてようやくフロントに到着する
浴槽は3つありかなり広々した印象。
作りは古いが清掃は行き届いている。
無料のスチームサウナがある。
温度は低めで、何だか温室に入っているような感じ。


2015年5月23日土曜日

江古田湯(練馬)


都内銭湯264軒目


 

中野区にも同名の銭湯があるが、こちらは「えこだゆ」らしい。
裏に廃材が積まれていた。まだ薪で沸かしているようだ。
こちらも月の湯にも負けない立派な庭がある。
池も現役で大きな金魚が泳いでいた。
浴槽のタイル絵にT.N.というイニシャルがあったが、作者はどなたなのだろうか。
レトロな銭湯だがお客さんも多い。


2015年5月16日土曜日

月の湯(護国寺)


都内銭湯263軒目



昭和初期から変わらない姿で営業しているそうだが、今月一杯で閉店。
大震災で色々と破損し、だましだましやってきたがもう限界とのこと。
金属パイプで補強してあって痛々しい。4年間大変だったことと思う。
ロッカーは使っておらず籠のみ。子供のころの銭湯を思い出す。
縁側には提灯が吊るされていた。夜は火を入れるそうで、とても風流だろう。
庭も石灯籠や池もある立派なものだが、もう池の水は抜かれてしまっていた。